安全と誠実さを第一に

近年、自然療法の必要性は高まるばかりです。そこで期待されるのは、安全性が高いだけでなく効果的な製品の存在です。

使用しやすく安全で、高品質のエッセンシャルオイルを提供するために、モーリシャス共和国にある海外製造元のアロマ研究所Liparom社は、品質基準HECT準拠の精油を取扱い、創業開始以来、精油の研究を積み重ねています。
本物に見せかけた「偽和の精油」も、農薬が含まれ安全性が確保できていない精油も、絶対に取り扱いません。
 
私たちの使命:エッセンシャルオイルの使用をシンプルかつ安全にすること
一般的に、アロマテラピーの知識がない方も自然療法やアロマテラピーを利用されることがあり、アレルギー発症を起こさないために必要な複数の予防策を考慮し、海外製造元は、科学的にテストされ安全性が確立された精油だけを使用し、また、マッサージオイルやサプリメントなどの使用方法の説明もしっかりと行います。


品質・安全管理方針2020年~

  • HECT品質管理基準準拠の精油(=成分を確認した、偽和や合成ではない純粋な天然100%)のみを販売

  • 国際的にも権威のあるフランスの分析会社フィレネッセンセス社などISO取得だけに成分分析(GCMS)を依頼

  • 創始者から受け継いだ品質管理手法やブレンド、仕入先を大切に今も継続。化粧品やサプリメントなどに精油を使用する以上、安全性確認基準方針もかなり高い

  • ​成分構成を総合的に判断してその精油の基準的作用を持たないと思われる精油は販売しない(仕入れない)

  • 日本輸入後にも第三者機関で再成分分析を行い、海外製造元から提供される分析表と照らし合わせ、問題があれば販売しない(数回の仕入れにおいて行って問題がないようであれば、抜き打ちにする予定です)

  • 有機原料を使っていない精油には必ず残留農薬試験の実施、有機原料の精油には抜き打ちで実施

  • 日本代理店は、手に入れた成分分析表のデータを改ざんしたり、過去のデータからRT(リテンションタイム)やグラフを自作したりすることはしない

  • 海外製造元Liparom社で瓶詰されたままを販売

  • 海外製造元Liparom社は仕様や品質管理基準に変更があった時は必ずサクララヴニールに伝える。サクララヴニールはその連絡があったらその変更後の製品を販売する時点でこのHPにて確実に通達

  • ​ブランド戦略やイメージ戦略のために、情報を誇張、あるいは事実と反することを標榜しない、自分たちの優位性を示そうと他社製品に対して不当なことを絶対に言わない

  • アレルギーに関する情報を明示す​る

  • 製品に問題があれば海外製造元がその責任を負うが、そうならないように十分なテストを行う

 

 

植物は、品種は元より、生育段階や土壌、蒸留部位により含有成分にはっきりとした差異が顕れることがあります。HECT(国際的な精油の品質管理基準の一つ)は、原材料の品種、生育要件、生育段階、地域、製品化までのトレーサビリティ、成分分析による化学種の特定、使用期限の表示などの基準を満たした精油に付与されます。海外では、HECTはかなり重視されている有名な品質基準の一つです。

以前の管理基準とほぼ同じ基準ですが、ロットごとにフランスの第三者認証機関に送り成分含有率の認定を得る、といったことは行っておりません。しかし自社にて特性成分の含有率のチェックは行い、販売するかどうかの判断をしています。また、偽和や合成、かさましした精油の販売は絶対に行いません。製造元スタッフも私共も、全員、自社製品を愛用しています。それこそが深い信頼の証です。

 

 

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ヨーロッパ共同体(EU)では、農薬・科学肥料・殺虫剤・除草剤を使用しない栽培法を無農薬栽培と言っています。 サクララヴニールでは、ヨーロッパ薬局方準拠の残留農薬試験に合格した精油もしくはオーガニック(有機)原料を使用して製造された精油だけを販売いたします。

製造元にてまだ残留農薬試験を行っていない精油を仕入れる場合は、サクララヴニールのほうで行います。 また、原料が通常栽培なのか、有機栽培なのか、野生なのか、産地はどこかなどのトレーサビリティも完全に管理されています。何か問題が起こった時には原材料から製造、瓶詰、日本国内での管理などどの部分で問題が起こったのかを把握することが出来ます。当然、問題が起こらないよう十分にテストしてから流通させます。

 

 

 

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精油の蒸留にはその精油に関する正しい知識が必要です。

例えば真正ラベンダーに微量に含まれているクマリンは1時間以上蒸留してやっと抽出される成分ですが、クマリンが含有されていない精油は真正ラベンダーとは言えません。精油メーカーによっては15~30分程度の蒸留で精油を抽出します。時間をかけた完全蒸留で、植物全体の成分を抽出します。​そのような精油は様々な成分を含有している為、香りに奥行きがあり、単一的な強い香りではないことが多いです。 

また、植物が様々な成分を持っているのは、成分同士の働きを助け合う、あるいは強い効能を和らげるなど、様々な意義があるという「植物の全体性」であるとし、それも重視。使用しづらい成分(例えば光毒性のある成分など)を意図的に除去するようなこともしません。

 

 

製造元はすべての精油において最低でも99%以上の高精度成分分析をし、化学種を特定。成分がその精油の効果を呈する範囲基準内にない場合は流通させません。

また、成分分析は国際的にも権威を持つフィレネッセンセス社など、アロマテラピー専門のISO取得機関に依頼しています。

GCMS分析は精度の高い機械さえあれば同じ結果が出るものではなく、検査会社での的確な手順と結果の分析が重要です。未熟な分析会社では分析率や精度が低いので、検査結果を信用することが出来ません。

そのためGCMS検査においてもNFまたはISO標準適合かどうかが重要と考えており、製造元はISO基準を取得していない機関には成分分析検査を依頼をすることはありません。

GCMS高精度成分分析は、例えば真正ラベンダーですと100種類以上の成分が細かく特定されます。アロマテラピーではたった0.05%でもとある成分を含有していないとその精油の完全な効果を呈するとは言えない精油もありますので、その精度の分析が必要です。逆に言えば、3%も不明成分がある精油は信用が出来ないとして使用できません。

ネットに誰でも閲覧可能な状態にすると悪用されることがありますので、成分分析表は購入者された方のみに公開いたします。

また、私たちも製造元も、絶対に自分たちでRTや成分の数値を調整したり、グラフを偽造したりは致しません。 

サクララヴニール成分分析表閲覧サイト

 

 

芳香鑑定士”nez"の称号を取得して以来、アロマテラピー一筋の化学者(大学で有機化学や食品、香料・化粧品原料研究を専攻)であるMARIE NEVEUX​氏が、サンプルの香りや味をテストして不合格だった場合は、成分分析表上で問題なくとも販売はされません。nezの称号を持つ方は香りをかぎ分ける力が相当に高く、その精油が効能を発揮するかどうか成分分析表を見なくてもかなり正確に解るくらいの識別力があるそうです。
 
 
 
この世の90%の精油は偽和(天然成分による成分調整や香りの調整)、精油の再蒸留による調整、合成、エタノール等によるかさましされたものなど、偽物あるいは純粋ではない(偽和)と言われています。
 
近年になって、アロマ専門家や医師、薬剤師の啓蒙活動や、消費者の認知などにより天然の良い精油を販売するメーカーも多数増えてきてはいますが、最近の偽和も巧妙化が進んでおり、ある偽和の判別方法が解り排除されるようになると、偽和精油を製造するメーカーはその判別に引っかからないような方法を考えて偽和を行うといったようにイタチごっこが続いている残念な状況です。
99%以上の成分分析表を発行している会社だから安全ということもありません。
GCMS分析をしたとしても、成分だけで安全か、混ぜ物がないかどうかを確認することは出来ないことも。天然100%であると確認するには、屈折率・比重・旋光度テストも重要です。ある精油をテストした際に、その精油の本来呈するはずの一定の屈折率や比重にない場合、混ぜ物があるとして販売しません。が、先ほども書いたようにそちらもイタチごっこですから、最終的に重要なのは鼻や感覚でもあるようです。
 
製造元は精油を原材料としたサプリメントなども販売しており、そのためにも単なる香料ではなく完璧に安全性の高い精油を販売するために、そして信頼を得るために、製造元は原材料となる精油を仕入れる際には成分分析などの物性試験を国際的に権威のあるフランスの分析機関に依頼し、精油の評価の手助けとしています。製造元には十数年取引のある信頼出来る原料供給元が複数ありますが、精神的なものや印象、そして供給元の言葉だけでその会社を信頼することはなく、時折それらの会社の製品に対しても抜き打ちでチェックを行っております。
 
 
 
 
 
 

海外製造元は、モーリシャス共和国とフランスに工場や研究所があり、フランスが主な直接販売地域ですが、フランスには医薬品の安全性強化のための法律が存在します。フィトセラピー(植物療法)において使われる原料に関してもANSM(フランス国立医薬品医療用品安全庁)が認めるBPF基準が存在しており、製造工程、製造ライン、成分分析チェックおよび原材料からの製造工程に至るトレーサビリティが厳しくコントロールされている必要があります。認定を維持するには1~2年に1回行われる調査や抜き打ちテストに合格する必要がありますが、海外製造元はその認証を維持し続けている工場にてサプリメントやブレンドオイルを含めた製品を製造しています。

 

モーリシャス共和国から日本に運ばれる時は、化学薬品や危険物を積み込み輸出入するための輸送船が使われます。その特別船では温度や湿度、遮光などが徹底して管理されており、輸送による劣化はもちろん、発火などの事故は起こりません。

また、日本に到着し通関を待つ際にも、化学薬品を保管する倉庫へと運び込まれます。 

 

輸送中の環境などで弊社に到着した時に変質してしいる可能性もあります。輸送中の温度管理も指定させていただいているのでそういったことはほぼ無いはずです。
ですが、万が一を考えて、そしてより客観的に安全性や品質をチェックする点でも日本国内入荷後に再度、国外のアロマテラピー専門の第三者分析機関にて成分分析を行い(2020年10月ロットのみほとんどが国内分析)、2021年6月現在、全ロットをダブルチェックしております。製造元より送付されたデータと照らし合わせて同一である判断された精油のみ流通させ、精油の安全性の問題によるトラブルを完全に防ぎます。
製造元などに紹介していただいた海外のアロマテラピー専門のISO取得の分析機関の方が試験精度が高い為、弊社では国内試験は行いません。
  
 
出荷準備時に外気との温度差で精油内部などに水滴が発生しないよう、倉庫保管の際は10~15℃の直射日光が当たらないようにした倉庫で、化粧箱に入れた精油をさらに箱に入れて保管しております。
また、製品の化粧箱(瓶)を立てて保管し、精油がキャップや内蓋に付着しない状態になるよう徹底しております。
湿気は低ければ低いほど良いのですが、弊社では保管庫の湿度を35%に設定し、梅雨時期にも湿気での外箱へダメージが起こらないよう気を付けております。